バフチャラ神とは余り聞かない名前かもしれませんが、主にヒジュラというアウトカーストの人々に信仰されているインドの女神様です。
バフチャラ女神とは
「バフチャラ神」とは「子ども授け」「子供を守り」「成長させる」神様です。その象徴としてニワトリに乗った姿で描かれます。(タマゴを多く生むため)
バフチャラ女神を信仰する者
北インド・グジャラートのバフチャラ寺院に、この神に仕える「ヒジュラ」と呼ばれる人々がいます。バフチャラ神は多くのヒジュラにより信仰されています。(彼らは、このバフチャラ神と共に、クリシュナ神、ラクシュミー女神を信仰する事が多いようです。) ヒジュラは、結婚式では子宝に恵まれるよう祈り、子供が産まれた時には成長を祈るシャーマンのような役割です。
ヒジュラとは
「男でもなく女でもない」「両性具有者」「去勢(男性器を切る)者」といろいろな意味があります。
アウトカーストで大金持ちになる人や、芸能者、シャーマン、として人々から 、尊敬され、聖なる存在として崇められていたり、ある地域では「物乞い、売春」など不浄な存在として軽蔑される存在であったりと様々です。
※ 軽蔑をしても人々は祭事(結婚、誕生)の時には神の使いシャーマンとして扱います。
大抒情詩「マハーバーラタ」の中に男であるクリシュナがモヒニという女性となり、結婚する場面がありますが、そういった思想を取り込んだものと解釈されたりすることもあります。ヒジュラにとって、この場面は大きな影響力があるとされています。また、ヒジュラの性質からなのか、美の神様「ラクシュミー」を特に信仰しているようです。
※彼らは、自分が両性具有者と言いますが、ほとんどが性同一性症候群や日本で言うニューハーフのような存在がが多いようです。その彼らの憧れの女神としてバフチャラ神が信仰されます。
バフチャラ神の置物
------
またインド神話や神様の話も書いていこうと思います。
------Ψ
あ、インド神様の置物の話も!2000記事はある!
0 件のコメント :
コメントを投稿