大恥的虚愚小説話

イヌノヒト

「バカに『お前はバカ』って絶対、言えないだろ？」
「だから、キミは、犬じゃないから『犬みたいだ』っていったんだよ。」

・・・・ボクは、はじめて彼女にウソをついた・・・

　彼女は何かあると いつも深い思考の中に入る。
そして、その深い思考の中でさらに思考する・・・

やっぱり、彼女はどうしても犬型の人なんだなと思う。

多分、それは愛犬の「魚」を真似た一つのイデオロギーなんだろうけど・・・

　別に、彼女にとって、それは、「魚」でなくても、「ツナ缶」でも
なんなら、ほんとうは 「ネコマンマ」でよかったんだ。

ぼくは、そういうのがイヤでケンカになるのに・・・

・・・彼女は深い思考の中でさらに思考する・・・

・・・あれから２時間は経ってる・・・なんだかな・・・

「ゥ・ワ・・・・」「・・・ン」


・・・あぁ・・・

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犬の女（イヌノヒト）」ーマウンティングー
Sebastian　2002/03

昔の出てきました。
絵とかはこのために描いたんで
2回目ですが使います。