大恥的虚愚小説話

地球にやさしい男。

・・・これは、ボクの悩みです聞いて下さい。

先日、とある用件があり保健所に行ったんですが

白衣を着た変なオッサンが
「臓器提供意志表示カードはお持ちでしたっけ？」と

右の頬だけ緩めた笑顔でボクに聞いてきたんで
カードを見せました。（ボクのには提供に○がしてある）

そしたらオッサンが
「ほほーう。なるほど・・・それでは・・・」と

今度は左の頬もゆるめようと無理をしたんか
逆に怒ったような顔になって

「ゴク少しの間だけ失礼いたしていただきましょう。フフフ」と言うなり
ボクの額に何か冷たい液体の様なモノを付けたんです。

ボクは驚き「な、なにをするのだ、オ、オッサン！！」と言って逃げました。

家に帰り早速、鏡を見て
何も無く安心していたのです。

ところが昨日、暇で自分の顔をスキャナーで
取り込んで遊んでたら、
デコに何か変なマークみたいなモノが写ってるんですが
一体、コレは何なんでしょう。
ボクは心配で夜も眠れないのです。

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「地球にやさしい男」 Sebastian　2001/08