2007年11月15日木曜日

隣のジジイ

ボクの隣の家にジジイが住んでいる。
見た感じ60から65歳位のジジイだ。

ココに来てもうすぐ、1年になるが
ジジイは引越しの挨拶の時からジジイだった。

「隣に越してきた○○ですが・・・」
菓子折りを持って挨拶に行った時、
「隣はアッチや」 ボクの目を見ようともせず顎で隣の家を指した。

その家は、ボクにすれば隣の隣の家だけど
まぁ、ジジイが言うから
仕方なく隣の隣へ挨拶に行った。

何故かボクとジジイは会う度に、睨み合った。
正確にいうとジジイはいつもボクの足元を睨んでいた。

ある日、ボクとジジイは
些細な事が原因で大声で罵りあった。

ジジイはその日からボクを見つけると
足元を見ながら鬼のような顔で
「シバクド、シバクド、シバクド・・・」 と
呪文のように呟くようになった。

ボクは別に、シバカレル様子もないので
「シバクド、シバクド、シバクド・・・」 を
聞き流すようにした。

会う度に
「シバクド、シバクド、シバクド・・・」 と
ジジイが呪文を唱えた。

呪文にも慣れ、何も感じなくなったけど
ジジイに対する感情は前のままだった。

ただ、先週の日曜日、嫌なものを見てしまった。
孫であろう3,4歳の女の子が、ジジイの膝の上で
キャッキャッ笑っていて ジジイもその孫と同じ位ハシャギながら
満面の笑みで顔をクチャクチャにしていた・・・

あの日以来、ボクはジジイの足元しか見れなくなった。
ジジイもボクに呪文を唱えることはなくなった。


【本日の為替レート】
日本:タイ
1円 = 0.2975THB

1 件のコメント:

あほあほマン さんのコメント...

そーか。テスト

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